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「1006Fは台車交換、2035Fはワンマン対応化」南海電車まつり2023レポート(後編)

公開日時: 2023-11-02 23:17:50更新日時: 2023-11-02 23:17:501006Fの台車新製や、2035Fのワンマン化など、複数の注目ポイントがあった南海電車まつり2023。

前編では建屋内の様子を紹介しましたが、後編では建屋の外の様子をまとめたいと思います。

旧塗装の6001F+6028Fが展示

先日より旧塗装で運行されている6001F+6028Fが屋外で展示されました。

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旧塗装ということで、遠方から来たマニアには人気でしたが、沿線民としては旧塗装の実施もここでの展示も予想通りの流れだったので特に驚きはなく……()
(イレギュラーだったのは、強いて言うなら、日光の反射で写真の露出調整が地味に難しかったことくらいでしょうか)

それよりも気になったのは、その右奥に見えている1051F。

1051Fの更新内容

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1051Fについては、まず外観でわかる変化として、方向幕が巻き上げ機ごとLED化に向けて抜き取られていました。

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車内はこれまでに方向幕がLED化された他の1000系同様にLCDを設置する工事が行われているのか、内装パネルが剥がされていました。

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鉄道車両用の内装パネルは防火基準の関係で「アルミデコラ」など基材に金属を使用したものが採用されていますが、こうして裏側を見ると金属製であることがよくわかりますね。

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なお、近年の車両では内装パネルからネジ止めされている箇所が減少していますが、この剥がし跡を見る限りでは、ネジを減らしたというよりは、両面テープに置き換えたというほうが正しいでしょうか。

内装についてはパネルが車内に置かれているあたり大きな変化はなさそうですが、方向幕のLED化と車内LCD設置の他にどのような改修が行われるのか注目ですね。

8307Fに車外カメラ設置準備工事施工

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入場中の8307Fに車外カメラ設置に向けてカメラの台座が設置されていました。

ここで思ったのですが、同じく4連で入場中の1051Fにも車外カメラの設置は行われるのでしょうか?
設置するとすれば内装を剥がした今が設置の機会でしょうから、どのような姿で出場するかに注目ですね。

マルチプルタイタンパー車内見学

今年はマルチプルタイタンパーの動作実演は行われませんでしたが、代わりに車内見学の時間がこれまでより多く取られました。

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入口と出口が共通のため、列は短くても進みは以外に遅いです。

と、いうのも、
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車内はこちらの運転台と、

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こちらの機器制御席が背中合わせになっているだけという狭い空間で、反対側のエンドには通り抜けられない構造になっているからでした。

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なお、こちらのエンドからの前面展望はこんな感じ。

重そうな機器を大量に搭載した車体ですが、回送時は最高時速80km/hも出るんですね。

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枕木やATS地上子を破損しないよう、機器の爪先が確認しやすい構造になっています。

ちなみに、この窓の上には、一般家庭にもありそうなこんなものが。
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南海に日本初となる鉄道車両用クーラーを納入したことでお馴染みのダイキン製の「普通のエアコン」です。

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銘板によると、このマルチプルタイタンパーは涼しいオーストリアで製造されたようなので、メーカーオプションに純正クーラーという選択肢はなかったのかもしれませんね。

その他

屋外ではこのほかに、臨時列車として泉佐野から運転された12001Fも展示されました。
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まあ、12000系の展示はは去年と同じなので特に驚きはなく……

一方で、去年と違ったのはこちら。
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今年は、定価販売でコスパ優秀なミスタードーナツの出店がなかったため、昼食は500円のワッフルに。

バックヤードにダスキンの軽ワゴンが停まっているのが見えたのでちょっと期待してたんですけどねえ……

と、いうわけで、電車まつり2023のレポートは以上です。
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