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鉄道運用Hub v25.05-1を公開します

公開日時: 2025-05-29 23:55:04更新日時: 2025-05-30 14:58:31本日(2025/5/29)深夜、Midari Createにて鉄道運用Hub v25.05-1を公開します。

v25.03-5からの主な変更点は以下の通りです。

鉄道運用Hub 2025年ロゴマーク

ユーザータイムアウト機能の実装

以前から鉄道運用Hubには荒らし行為を行うゲストユーザーによる投稿を抑制するための「要注意IPアドレス指定機能」が存在していましたが、鉄道運用Hubでは昨年よりゲストユーザー機能を停止していることもあって当該機能の改良は重要視しない状態が続いていました。

しかしながら、今年に入ってからの新規路線系統対応などで以前より多くのユーザー様にご利用いただくようになり、ユーザー様同士のトラブルが発生する可能性も高まっていることから、v25.05-1では指定したIDのユーザー様による投稿を一定期間制限するタイムアウト機能を実装するとともに、運営側で各ユーザー様の過去のタイムアウト履歴が容易に確認できるようデータベーステーブルの再設計などを行っています。

また、IPアドレスでの投稿制限機能についても、これまでより詳細な制限期間の指定ができるよう機能強化を行っています。

バージョン番号管理の合理化

開発開始当初より鉄道運用Hubは異なるプログラミング言語で動作する複数のファイルから構成されていますが、アプリバージョンアップの際には多数のファイルのうち一部のファイルのダウンロードに失敗することによりファイルの間でバージョン番号に不整合が生じ、アプリが正常に動作しなくなるといった不具合が報告されていました。

今回の更新ではアプリの動作に必要なファイルのうち重要度の高いものについてはダウンロード時のURLにバージョン番号を指定することで古いバージョンのファイルと混在する可能性を排除するとともに、アプリのバージョン番号が記載されているファイルを単一ファイルに集約して開発時のバージョン番号管理を合理化しています。

一部UIの改良

鉄道運用Hub v25.05-1 スクリーンショット
鉄道運用Hubの開発開始以前から南海や阪急などのファンの間では列車の組成を進行方向に関わらず特定の方面(南海では難波方、阪急では大阪梅田方)から表記することが一般的であり、鉄道運用Hubでも同様の記載方法を全面的に採用してきました。

しかしながら、こうした表記は各路線を日常的に利用しているユーザー以外には直感的に理解しづらいといった問題点があり、これについての質問が運営側に寄せられることもありました。

今回の更新では、この問題を緩和するため、時刻表モードで各組成の前後いずれかに進行方向を表す三角印を表示するようUIを改良しています。

このほか、UIの改良としては、管理画面において退出ボタンを設けることで、管理画面からの退出方法を明確化しています。

Wakaranaの更新

鉄道運用Hub v25.05-1では、ユーザーデータの管理に使用している内製ライブラリ「Wakarana」を先月末に発表した v25.04-1に更新しました。

既知の不具合の修正

上記のほか、v25.05-1では、ダークモードで一部アイコンの表示が乱れていた問題など、複数の不具合を修正しています。

開発とライセンスについて

鉄道運用Hubは開発開始当初より著作権放棄されたオープンソースソフトウェアとして開発を行っており、今後のバージョンでも鉄道ファンのみなさまの共有財産であり続けられるよう、高度な内製化によりプロプライエタリなコードを排除した自由ソフトウェアとして開発を続けてまいります。

なお、開発状況やソースコードについては公式Fossilリポジトリでご確認いただけます。
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