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「キップレきっぷできんてつ鉄道まつりへ」(後編)今日の南海+近鉄+JR西日本乗車録(2025.11.02)

公開日時: 2025-11-10 21:21:42更新日時: 2025-11-11 04:19:51(その他展示編の続きです)

帰り

バスの返却回送を見届けたあとは五位堂駅に直行。ここからは同行者の方々と解散し、単独行動となります。

で、今回の近鉄乗車、行きでは今年デビューしたばかりの8A19に乗ったので、帰りは空いていそうな区間準急で古参の丸屋根が来るのを待つことにして五位堂のホームで運用調査していると、エキセン付近になにやら鉄道ファンらしき集団が。

状況から考えて、先程車庫内に展示されていた編成のどれかを所属先に返却するための回送がこのあとの時間帯に設定されており、それを狙う撮り鉄が集まっているようです。

そして、しばらくすると、予想通り車庫の方からなにやら回送列車らしき編成が出庫する気配が
 ……ありましたが、ホームの案内表示は「回送」ではなく「入庫」。

え? 出庫してきているのに「入庫」……?

近鉄 5800系 DH01
程なく入線してきたのは回送幕のDH01。

上本町方面行きのホームに停車すると、すぐにエンド交換して難波向きの先頭車で前照灯を点灯。
流れ的にはここから上本町方面へ向けて回送されそうな雰囲気でしたが、この列車はこのまま再び車庫の中へ。

出庫してきたのに「入庫」という表示、どういうことなのかと思っていたら、五位堂研修車庫って、一旦本線上に出ないと入換ができないような配線になってるんですね……
(まあ、お陰でDH01が五位堂駅に停まっている写真を撮ることができましたが 笑)

その後、丸屋根の区間準急が来るまではまだ時間があったので車庫のほうをちらちらと窺っていると、次に出てきたのはL81。

近鉄 8000系 L81
こちらは奈良線へと向かう返却回送だったらしく、すぐにこの上本町方面ホームから中川方面へと逆出発していきました。

ちなみに、当然と言えば当然ですが、車体裾の帯ラッピングは既に剥がされていたようです。

五位堂→河内国分 C#2416 (W16+AX17)

近鉄 2410系 W16
思いがけずネタが2つも撮れたあと、そろそろ丸屋根の区間準急がやってくるのでそれに乗車……しようとしていると、急行でやってきた丸屋根のW16でなぜか展望席が空いていたので、予定を変えてこちらに乗ってしまうことに。

なお、乗車区間を河内国分までとした理由はただ一つ。
「上本町から難波の区間で着席できるかどうか怪しいから」

疲れの出てくる帰りに立席というのはなんとしても回避したいなー、などと考えていたところ、ふと思い出したのは、いつも大回りで乗っている大和路線。

 ――そういえば、JR難波行きの普通車って、高井田駅に着いたときに混雑してたことなんか(少なくとも昼以降の時間では)なかったはず……

と、いうことで、河内国分からは高井田駅まで徒歩で移動し、ここからJR難波まで普通車に乗車します。

JR西日本 高井田駅
普段は大回りで通過するばかりの高井田駅。
改札の外側から見るのはこれが初めてです。

高井田駅前の様子
夏場に大回りで通りかかると、いつも涼しそうなミストが出ている駅前の屋根。
ずっと気になってはいましたが、コミュニティバスを待っている人のための設備だったんですね。

高井田駅の乗車位置目標
改札を入ってホームに行くと、そこにはまだ201系が現役だった頃の乗車位置目標が残されていました。

高井田→JR難波 クモハ221-62 (NC609)

JR西日本 221系 クモハ221-62
高井田でしばらく運用調査したところ、トップナンバーやお茶の京都といったネタ車は来なさそうなことが判明したため、とりあえず奈良古参組のNC609に乗車してJR難波へ。

予定通り、全区間ゆったりと着席して移動できました。
(国分から高井田までの徒歩移動と上本町から難波までの立席とどちらが楽かとか考えるのはやめましょう 苦笑)

難波→紀ノ川 C#3516 (3515F)

南海電鉄 3000系 3515F (C#3516)
難波到着後は南海の開業140周年イベントが終わってしまっていたこともあり、難波CITYで食事を済ませたあとはそのまま帰宅。
キップレきっぷの復路分ではお気に入りのC#3516に乗れました。

このキップレきっぷ、聞いたところだと日中にはアクセスの集中によりサイトへ繋がりにくい時間帯があったなど全てトラブルなく順調というわけにはいかなかったようですが、デジタルきっぷとしたことで窓口の混雑を避けられたことや、多くの人にとってデジタルきっぷを試用する機会になったことなど、評価されるべき点は多い企画だったように思います。

サーバ負荷に関しては、例えば、オープンソースのJavascriptライブラリを使用してユーザー端末上でQRコードを生成するといった対策によりスケールアップやスケールアウトを行わずとも軽減することは可能ですし、(その分デバッグ作業は念入りに行う必要が生じてしまいますが)デジタルきっぷというシステムがアクセス集中にも余裕をもって対応できるまでに改善されていく未来もすぐ目の前です。

いずれにせよ、デジタルきっぷは在庫管理や窓口の負担を考えることなく発行できるというメリットがあるため、今後も各社で野心的な企画が実施される際には様々な形で活用されていくことでしょう。

最後に、この日お会いしたみなさま、お疲れさまでした!

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